射水青年会議所のメンバーでもありながら射水市議会議員として活躍する、加治宏規君(市議会議員 3期目)と岩口久梨果君(市議会議員 1期目)に射水市の未来についてインタビューさせていただきました!加治君は、地域の伝統やポテンシャルを活かし、市民が誇りを持てる「選ばれる街」を目指すべきとお話いただき、岩口君は若者や女性に近い視点から誰もが挑戦できる機会のある希望を持てるまちづくりについてお話いただきました!両者ともに、次世代への継承と市民の地域への関心を高めることの重要性を強調されていました!
Q: なぜこの射水市のために市議会議員として立ち上がったのかその原点をお聞かせください。
加治君: Uターンで地元に戻った後、新湊大橋から見た街の風景に感動し、先人たちが築いたこの素晴らしい環境をより良いものにして次世代に残したいと思いました。そのための最も早い手段が政治家だと考え、立候補させていただきました。
岩口君: 地域の方々に温かく育ててもらった恩返しとして、この温かい地域を未来に残したいと思いました。しかし、人口減少で町の存続自体が危ういと感じ、地域で活動する人々と行政をつなぐパイプ役になりたいと思い、立候補させていただきました。
Q: 市議会議員になり、一番感じているやりがいはなんでしょうか?
岩口君: まだ日は浅いですが、私が一番年下で特別な肩書きもないためか、市民の皆さんが話しやすいと感じてくれているようです。地域の声をたくさん届けてもらえることが私の役目なので、多くの意見を聞けることにやりがいを感じています。
Q: 3期目に突入し同時に2026年度は射水青年会議所の理事長にも就任されるとのことですがこの二刀流の原動力は何ですか?
加治君: 青年会議所(JC)の「明るい豊かな社会の実現」という理念と、市議会議員の活動は非常にマッチしています。JCはリーダーを輩出する団体であり、そこで育った後輩たちが地域で活躍すれば、必ず地域は良くなると信じています。両方に取り組むことで、より大きな相乗効果が生まれると考えています。
Q: 射水市のまだ知られていない魅力や、もっと良くすれば若い方が戻ってくる、誇りに思ってくれるという点はどこに感じますか。
岩口君: 射水市は伝統文化や自然が豊かでありながら若者が住みやすい利便性の高いエリアもあります。どのような世代でも受け入れられる多様性が魅力だと思います。
加治君: 古き良きものを大切にする文化や教育機関が集まることによる学生の交流人口など高いポテンシャルがあります。しかし、市民自身がその魅力に気づいていないことが課題です。地域への誇り(シビックプライド)を育み、外に出た人がその良さを再認識して戻ってくるような環境づくりが必要です。
Q: 政治とJC(青年会議所)の違い、またどう連携すればまちは良くなっていくのか、率直な意見をお聞かせください。
加治君: JCは、一つの事業を成し遂げる過程で論理的思考や説明能力を養い、リーダーを育成する団体です。一方、政治家は、志の高い声から日常の些細な要望まで、あらゆる市民の声を咀嚼し、判断を下して伝えるスピーカー役です。役割は全く違いますが、連携は不可欠です。
岩口君: 地域の課題を行政に伝えるだけでなく地域自身が主体的に声を上げ、行政がそれをサポートする形が理想です。JCのような何かを立ち上げることに精力的な団体が声を上げる体力のなくなった地域を支援することで、地域は活性化していくと思います。内川の景観整備や海王丸の誘致もJCの活動がきっかけでした。
Q.お二人が好きなJCの事業は何ですか。
加治君: 「わんぱく相撲」です。子どもたちが一生懸命練習し、感情を爆発させる姿は、見ている大人に感動を与え、「自分も頑張ろう」という気持ちにさせてくれます。現在活躍している力士も輩出しており、非常に価値のある事業です。
岩口君: 「CBA(青少年育成事業)」です。子どもたちが親元を離れ、チームで一つの目標に向かって一生懸命活動する姿を間近で見ることができ、心を動かされます。
Q: 5年後、10年後、20年後、射水市がどんな街になったら良いか、理想のイメージを教えてください。
岩口君: 若者が希望を持てる街です。進学や創業など、どんな挑戦であっても、その人がどのような環境にあっても、等しくチャンスが与えられ、挑戦できる社会が整っている未来が理想です。
加治君: 子どもたちに「かっこいい大人の背中」を見せられる街でありたいです。市民が地域に誇りを持ち、どこへ行っても「射水市から来た」と胸を張って言えるようになってほしい。そうして「選ばれる街」となり、移住・定住者が増え、誰もが笑顔で楽しめる温かい地域になることを願っています。
あとがき
「政治家」と「JCメンバー」という二つの顔を持つお二人だからこそ語れる、リアリティのある未来像が印象的でした!先人が築いた財産を大切にしながら現代のニーズに合わせたアップデートを図る、お二人の情熱は必ず次世代のチャレンジャーたちに勇気を与えるはずです。射水市が「誰もが笑顔で挑戦できる街」へと進化していくその確かな鼓動を感じるインタビューとなりました!今回はインタビューを受けていただきありがとうございました!