公益社団法人日本青年会議所 社会グループ ビジョナリーシティ会議 出向 リーダー力育成委員会 道前 颯太
こんにちは。
リーダー力育成委員会の道前です。
私は本年度、公益社団法人日本青年会議所 社会グループ ビジョナリーシティ会議の会計幹事にて出向しております。
先日、神奈川県横浜にてサマーコンファレンス2022でのフォーラムを終え、会議体としての担いの半分を無事終えることができました。
それまでの軌跡の一部をご報告させていただきたいと思います。
【はじめに】
我々の会議体は全国各地にまちの中期ビジョン策定の支援を行い、社会課題への取り組みの濃淡を可視化することで、青年会議所が地域各地で織りなす課題解決のための運動が、日本のどの課題解決にもつながり、地域が日本を動かす原動力となることを提言するべく国家ビジョンを確立する担いをいただいております。
【事業など】
2021年11月
「中期ビジョン策定カリキュラム スタートアップ説明会(ウェブ配信)」
これから中期ビジョンを策定したい全国各地会員会議所向けにビジョン策定のスケジュールやビジョンの必要性、ビジョンがもつ力についての説明会をYouTube LIVEにて配信させていただきました。
2022年1月
京都会議2022(現地・ウェブ配信)
「社会ビジョンワークショップ 〜イチから始める中期ビジョン策定への道筋〜」
中期ビジョン策定が初めてとなるLOMを対象に中期ビジョン策定のデモンストレーション形式にてワークショップを開催しました。ビジョン策定アドバイザーである枝廣淳子氏と今回初めて中期ビジョン策定するJCI高山の小林幸平理事長にて実施させていただきました。
メインフォーラム「ビジョンが織りなす未来共創フォーラム」
前述の枝廣氏が体系化したビジョンを創造するためのシナリオプランニングを活かした合意形成についての講演を実施しました。実際に関わったプロジェクトから、ビジョンの重要性の理解を深めていただき、行政主導を超えた私たち責任世代が積極的に参加する中期ビジョン策定の実働に移行するスタートアップのフォーラムとなりました。
全体89名のビジョナリーシティ会議
全体委員会では全国から多くのメンバーが京都会議の設えに集まっていただけました。
2022年2月〜6月
ONE FOR JAPANカリキュラム(ウェブ)
1ヶ月に1度の計5回の中期ビジョン策定までの具体的な手法を学ぶカリキュラムをYouTube LIVEにて実施しました。全国のLOMがまちの中期ビジョン策定に向けて学ぶことを可能にし、策定への支援・フォローアップを実施しました。
また、必要とあれば各LOMへ個別でカリキュラムをしに行くこともありました。
2022年3月
総会フォーラムⅡ(現地・ウェブ配信)
「まちの中期ビジョンがもたらす共感の輪一緒(わっしょい)〜JCがハブとなり地域に必要とされる好循環社会の創造〜」
行政が抱える社会課題を任せきりにするのではなく、まちの中期ビジョンを中心として行政が効率的かつ効果的な問題に対して取り組み、地域市民が行政では解決しきれない社会課題を糧としステークホルダー同士が連携し、地域社会が好循環の輪を一緒になって拡げる仕組みをつくり、中期ビジョンが実現可能な共有ビジョンへ昇華することこそ、地域において最も必要とされる存在価値となることへの理解を醸成するフォーラムを開催しました。
1部は、中国地区協議会 澤田会長によるJCI鳥取のLOMのビジョンがまちの中期ビジョンへ昇華した事例として発表いただきました。
2部は、よんなな会 発起人 脇氏による行政サービスの転換を可能にし、行政のみならず地域社会全体がステークホルダーを巻き込んだ「つながり」の力で課題解決に取り組む地域社会の在り方を発信していただきました。
3部では、当会議体の議長 花田将司君がコーディネーターを務め、脇氏と澤田会長、JCI鳥取 宍道理事長とのパネルディスカッションにて、まちの中期ビジョンが生み出す共感で「つながる」地域社会が輪となり一緒になって地域の魅力を生み出し続ける根幹となり、幸せを生み出す装置であることを発信しました。
2022年7月
サマーコンファレンス2022(現地・ウェブ配信)
社会フォーラム「ビジョンは掲げて終わりじゃない!〜JCが本当に必要とされる組織か否かの差はどこに?〜」
花田議長と福岡市 高島宗一郎市長との対談形式のフォーラムを開催させていただきました。産官学民が連携して福岡市が社会課題に取り組んでいるFDC(福岡地域戦略推進協議会)の事例から地域独自の新たな好循環を生み出す「仕組み」の在り方に触れ、具体事例を提言しました。
また、サマーコンファレンス2022の開催中の会場内には、各地が掲げたまちの中期ビジョンをイラストにて具現化した絵画展ブースの開催と共創グループ アワード委員会との連携による「gian pocket」への中期ビジョン掲載方法のデモンストレーション案内も実施させていただきました。
【終わりに】
私自身、初めて日本青年会議所へ出向しましたが、事業スケールが大きく、自身の器のアップデートになっています。もちろん大変なことも多くありますが、全国各地に同志の仲間が増え楽しい日々を過ごしております。ようやく前半が終了しましたが、明るい豊かな社会の創造に向け後半戦も邁進してまいります。